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女性 本日のPICKUP

915: 21/09/30(木)12:46:02 ID:tj.ru.L16
私が小さい時の話。近所の公園で遊んでいると子供達に「遊びに来ないか?」と声をかけてくるお爺さんがいた。そのおじいさんの家に行くとお菓子が貰えたり簡単な人形劇を見せてくれたりしてくれると噂が流れていた。
その日、私は姉を含めた近所の子供達数人と公園で遊んでいて午後3時になる時刻くらいだった。例のおじいさんが話しかけてきた。
「このあと暇だったらお家に来ないかね?お菓子もあるよ」

こんな感じのことを言われた。私は四時から英語塾があったのでこの申し出を泣く泣く辞退した。姉と近所の子供達はおじいさんについていった。
私は塾の間中おじいさんの家でみれる人形劇とはどんなものなのだろう?お菓子は美味しいのかな?と考えていた。気になりすぎて、ついていけなかったことが残念で悔しかったのを覚えている。
塾が終わり自宅に帰宅すると既に姉は帰ってきていた。
「お姉ちゃんおじいさんの家どんなだったん?人形劇てなにみたの?お菓子はどんなの食べた?」

「人形劇はおじいさんが一人でやってたけど汚い人形で昔話みたいなんするだけでつまらんかったよー。お菓子はチョコとかそんなん。食べ放題やったけど」

いくら人形劇がつまらないと言っても見たことのない私には内容が気になって仕方なかった。お菓子食べ放題も魅力的だった。もっと詳しく話せとせっついたが姉は夕方5時になるとそろそろ帰らなきゃ…と友達数人と先に帰ってきたらしい。
「Aくんとかはまだ残る~いうてたけど羨ましいよなぁ。お母さん働いてるから門限ないんやって。Bちゃんもまだ残る言うてたなぁ…うちは門限6時やからなぁ」

そんな感じで姉から聞けた話はそれくらいだった。次は私も行きたい!といったが姉はそこまでおじいさんの家が楽しくなかったらしく私はもういいかな~行きたいなら一人でいけば~と軽く流された。

それからしばらくして近所の子供達と公園で遊んでいるとまたおじいさんがきた。私はその日も残念ながら習い事が入っていてついて行くことはできなかった。
たまたまその公園にいた子達は各々用事があって結局Aくんだけが俺行く!と一人でついて行ってしまった。

916: 21/09/30(木)13:01:06 ID:tj.ru.L16
続き。

その日、公園にはBちゃんもいた。私はおじいさんの家が気になっていることもあり遅くまでおじいさんの家に居たらしいBちゃんに話を聞いてみた。
「Bちゃんおじいさんの家どんなんやった?お菓子食べ放題てほんとなん?人形劇おもしろかった?」

「なんか物がごちゃごちゃある家やったよ。息子が遠くに行ってさびしいんやって。奥さんもおらんしうちらが孫がわりなんやろ」

あとBちゃんは前から何回かおじいさんの家に行ったことがあるらしく何曜日の午後3時にあのおじいさんはいつも公園にくることお菓子は色々あること人形劇はしょぼいことを話してくれた。
ふーんと聞いていたがBちゃんは最後に「…でも、あんまり家に行かない方がいいかもしれん。話が長いし…」となんだか歯切れ悪いことを言った。
私はなんとなくおじいさんが一人暮らしであることや訳ありくさいことを察してあまり関わりにならない方がいいかもしれないと悟った。

それから数ヶ月後、Bくんはおじいさんの家に行くことはなくなった。理由を尋ねても頑なに「絶対について行ったらダメ。もう二度と行かない」としか教えてくれなかった。
私たちのグループはおじいさんの家について行くことはなくなかったが今度は他の子供達のグループにおじいさんは話しかけいた。

数年後、近所のおばちゃんたちが町内で子供にイタズラをしている犯罪者がいる話をしていた。誰かまでは教えてくれなかったが逮捕されて引っ越したらしい。
私が高校生になったときふとおじいさんのことを思い出して家はどうなったのか姉に聞いたらとっくの昔に誰もいなくなって無人だそうです。

真相は闇の中だけどちょっと自分の中では衝撃的な体験でした。

引用元: http://2chspa.com/thread/kankon/1620868464


女性 みんなに読んでほしい記事だよ~

1002: 以下、おすすめ記事をお送りします
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